

週末に“夫婦生活”に取り組んでいますが、3ヶ月が過ぎても赤ちゃんを授かることができません。
私は27歳ですが、妊娠しにくいカラダなのでしょうか?

ただ、週末だけ夫婦生活を持っている場合、排卵のタイミングを逃している可能性はあります。
妊娠しやすい日は排卵日当日だけではなく、排卵日の数日前から始まっています。
この記事では、「妊娠はどのようなタイミングで起こるのか」「排卵日はどう計算すれば良いのか」「一番妊娠しやすい日はいつなのか」をわかりやすく解説します。
「妊活」という言葉は、すっかり世の中に認知されました。
一方で、妊活を始めたばかりの夫婦ほど、意外と大切なことを知らないまま進めていることがあります。
たとえば、次のような疑問はありませんか?
- 妊娠しやすい日はいつ?
- 排卵日はどうやって計算するの?
- 排卵日当日にタイミングを取ればいいの?
- 基礎体温だけで排卵日は分かるの?
- 排卵検査薬はいつ使えばいいの?
- 週末だけの夫婦生活でも妊娠できるの?
妊娠は、ただ夫婦生活を持てば必ず起こるものではありません。
排卵、受精、着床という流れがあり、さらに卵子と精子が出会うタイミングも重要です。
特に知っておきたいのは、妊娠しやすい日は排卵日当日だけではないということ。
卵子が受精できる時間は短い一方で、精子は女性の体内で数日生きられるとされています。
そのため、妊娠を望むなら、排卵日をピンポイントで当てることだけにこだわるのではなく、排卵日前から妊娠しやすい期間をカバーすることが大切です。
妊娠の仕組みを理解しよう|排卵日を計算して妊娠しやすい日を知る
まずは、「射精→排卵→受精→着床」という妊娠の仕組みを理解しましょう。
女性は月経が始まると、卵胞刺激ホルモンなどの働きによって、卵子のもととなる卵胞が育ち始めます。
複数の卵胞が育ち始めますが、通常、排卵されるのは大きく育った1個です。
卵巣から卵子が飛び出すことを「排卵」といいます。
排卵された卵子は卵管に取り込まれ、精子と出会うのを待ちます。
そこで精子と卵子が出会えば受精し、受精卵は分割しながら子宮へ移動します。
その後、子宮内膜に着床すると妊娠が成立します。
- 月経が始まる
- 卵胞が育つ
- 排卵が起こる
- 精子と卵子が出会う
- 受精する
- 受精卵が子宮へ移動する
- 子宮内膜に着床する
- 妊娠が成立する
ここで大切なのが、卵子と精子の寿命です。
排卵された卵子が受精できる時間は長くありません。
一方で、精子は女性の体内で数日間生きられることがあります。
つまり、排卵後にあわてて夫婦生活を持つよりも、排卵前から精子が待っている状態を作る方が、妊娠のチャンスを逃しにくいのです。
排卵日(妊娠しやすい日)の計算方法|基礎体温に振り回されないように
排卵日は、月経周期からある程度予測できます。
基本の考え方は、次の生理予定日の約14日前が排卵日の目安というものです。
月経周期は、おおよそ28日周期と言われることが多いですが、実際には25日だったり、32日だったり、35日だったりと人それぞれです。
そのため、「生理が始まって14日目が排卵日」と固定して考えるよりも、自分の月経周期から逆算することが大切です。
排卵後から次の月経までの期間は、おおよそ14日前後とされています。
つまり、予定月経の約2週間前が排卵日の目安になります。
生理が始まった日を1日目とすると、14日目前後に排卵が考えられます。
生理が始まった日を1日目とすると、11日目前後に排卵が考えられます。
生理が始まった日を1日目とすると、18日目前後に排卵が考えられます。
ただし、この計算はあくまで目安です。
ストレス、睡眠不足、体調不良、急な体重変化、ホルモンバランスの乱れなどによって、排卵日はずれることがあります。
また、生理周期が不規則な人は、カレンダー計算だけでは排卵日をつかみにくいと思います。
そんな時は、おりものの変化も観察してみましょう。
排卵が近づくと、卵白のように透明で、指で伸ばすとよく伸びるおりものが増えることがあります。
これは、排卵が近づいているサインの一つです。
ただし、おりものの量や状態には個人差があります。
また、かゆみ、強いにおい、色の変化、痛みなどがある場合は、感染症など別の原因が隠れていることもあります。
いつもと違う違和感がある場合は、婦人科で相談しましょう。
基礎体温だけで排卵日は分かる?記録は大切でも過信は禁物
妊活といえば、基礎体温を思い浮かべる人も多いと思います。
基礎体温をつけると、低温期と高温期の変化から、排卵が起きているかどうかの目安になります。
ただし、基礎体温だけで排卵日を正確に当てるのは難しいです。
昔は「基礎体温がガクッと下がった日が排卵日」と言われることもありました。
しかし、実際には人によって体温の変化は違います。
排卵前に分かりやすく下がる人もいれば、はっきり下がらない人もいます。
排卵後に高温期へ移ることで、結果的に「このあたりで排卵したのかもしれない」と分かることはありますが、事前に排卵日を正確に予測するには限界があります。
基礎体温は、排卵日をピンポイントで当てるためのものというより、自分の周期や体の傾向を知るための記録と考えましょう。
- 低温期と高温期があるか
- 高温期が短すぎないか
- 周期が大きく乱れていないか
- 排卵していない可能性がないか
- 受診時に医師へ説明する材料になるか
基礎体温をつけることは大切です。
ただ、毎朝の数字に一喜一憂しすぎると、妊活そのものがストレスになってしまいます。
記録は続けながらも、数字に振り回されすぎないようにしましょう。
計算通り、排卵日に夫婦生活があれば必ず妊娠するの?
ここまで排卵日の計算方法を説明しました。
では、計算通りに排卵日を狙って夫婦生活を持てば、必ず妊娠するのでしょうか。
答えは、残念ながら「必ず」ではありません。
妊娠しやすい日にタイミングを取っても、毎周期必ず妊娠するわけではありません。
元記事では、最も妊娠しやすい20代でも1周期あたりの妊娠率は25〜30%ぐらいと紹介していました。
つまり、排卵期にタイミングを取っても、妊娠しない周期があるのは自然なことです。
妊娠には、排卵日だけでなく、さまざまな要素が関わります。
- 卵子の状態
- 精子の状態
- 卵管の通り
- 子宮内膜の状態
- ホルモンバランス
- 年齢
- 生活習慣
- ストレス
3ヶ月妊娠しないからといって、すぐに深刻に考えすぎる必要はありません。
ただし、妊活を続けてもなかなか妊娠しない場合は、早めに婦人科で相談することも大切です。
計算と排卵検査薬を併用して排卵日をより明確に
排卵日をより具体的に知りたい場合は、排卵検査薬を使う方法があります。
排卵検査薬は、薬局やインターネット通販サイトで購入できます。
排卵検査薬は、尿中のLHというホルモンの上昇を検出するものです。
排卵前にはLHが急激に増える「LHサージ」が起こります。
排卵検査薬は、このLHサージをとらえることで、排卵が近いことを予測します。
元記事では「排卵検査薬が陽性になった日の翌日が排卵日です」と書いていました。
ただし、現在の表現としては、もう少し幅を持たせた方が安全です。
排卵検査薬は便利ですが、万能ではありません。
月経周期が不規則な人は、使い始めるタイミングが難しく、何本も使う必要があるかもしれません。
また、体質やホルモンの状態によっては、陽性が続いたり、反応が分かりにくかったりすることもあります。
排卵検査薬は、排卵日を完全に断定するものではなく、排卵が近いことを知るための補助として使いましょう。
うまく使えない場合や、何周期も陽性のタイミングが分からない場合は、婦人科で卵胞チェックを受ける方法もあります。
排卵日の2日前が一番妊娠しやすい日です|図で確認しましょう
ここまで、排卵日を計算して妊娠しやすい日を知ることが大切だと説明してきました。
ただし、「夫婦生活を行うタイミング」という点では、排卵日当日だけを狙うよりも、排卵日の2日前〜前日を意識することが大切です。
次の図を見ると、その理由が分かりやすいです。

参照:Dunson DB, Colombo B, Baird D, Changes with age in the level and duration of fertility in the menstrual cycle, Human Reproduction Vol.17, No.5, pp.1399-1403, 2002
グラフを見ると、19〜26歳のグループでは、排卵日の2日前に妊娠率が大きく高まっていることが分かります。
35〜39歳のグループでも、排卵日前にタイミングを取ることの重要性が読み取れます。
もちろん、このグラフだけで全員に同じことが当てはまるわけではありません。
それでも、排卵日当日だけを狙うより、排卵日の数日前からタイミングを取ることが大切だという考え方は、妊活の基本として覚えておきたいポイントです。
おすすめは、排卵予定日の数日前から、1日おき程度でタイミングを取る方法です。
排卵検査薬を使っている場合は、陽性が出た日とその翌日を意識すると良いでしょう。
ただし、夫婦生活が義務になると、お互いにプレッシャーが強くなります。
妊娠しやすい日を知ることは大切ですが、夫婦関係がつらくならないようにすることも同じくらい大切です。
週末だけの夫婦生活ではタイミングを逃すこともあります
相談者さんのように、週末に夫婦生活を持っている夫婦は多いと思います。
仕事が忙しいと、平日は疲れてしまいますよね。
ただ、排卵日は必ず週末に来るわけではありません。
もし排卵が火曜日や水曜日に起こっている場合、週末だけのタイミングでは、妊娠しやすい期間を逃している可能性があります。
3ヶ月妊娠しないからといって、すぐに不妊と考える必要はありません。
まずは、排卵日を計算し、排卵検査薬やおりものの変化も見ながら、平日も含めてタイミングを見直してみましょう。
夫婦でスケジュールを共有して、排卵期だけは少し意識して時間を作ることも大切です。
タイミングは毎日?1日おき?夫婦に合った形でOK
排卵期にどのくらいの頻度で夫婦生活を持てばいいのかも、よくある悩みです。
「毎日がいいの?」
「1日おきでいいの?」
「精子が薄くなるから毎日はダメ?」
いろいろな情報があり、迷ってしまいますよね。
一般的には、排卵期に1日おき程度でタイミングを取る方法でも十分とされています。
もちろん、夫婦が負担なく毎日持てるなら、それでも問題ありません。
大切なのは、妊娠しやすい期間をカバーすることです。
ただし、男性側にプレッシャーがかかりすぎると、夫婦生活そのものがつらくなることがあります。
妊活は女性だけのものではありません。
男性にとっても、タイミングを指定されることがストレスになることがあります。
排卵日を共有することは大切ですが、責めるような言い方にならないように、夫婦で穏やかに話し合いましょう。
妊活を続けて1年以上になる場合は産婦人科へ
妊活を続けて1年以上になる場合は、何か不妊原因があることも考えられます。
産婦人科や不妊治療クリニックを受診した方が良いでしょう。
特に、35歳以上の場合は、1年を待たずに半年を目安に相談することも大切です。
また、次のような場合は、年齢に関係なく早めに相談しましょう。
- 生理不順がある
- 強い生理痛がある
- 月経が何ヶ月も来ない
- 排卵検査薬がうまく反応しない
- 婦人科疾患を指摘されたことがある
- 流産経験がある
- 夫婦生活を持つこと自体が難しい
病院に行くことは、決して大げさではありません。
排卵しているか、卵胞が育っているか、子宮や卵巣に問題がないかを確認するだけでも、妊活の進め方が変わります。
また、不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。
男性側の検査も大切です。
夫婦で一緒に確認することで、遠回りを防げることがあります。
まとめ:計算と検査薬を併用して排卵日を特定!一番妊娠しやすいのは排卵日の2日前
この記事では、妊娠しやすい日と排卵日の計算方法について解説しました。
- 妊娠しやすい期間は、排卵日の数日前から始まります。
- 生理周期が28日の場合、生理開始から14日目前後に排卵が考えられます。
- 排卵日の目安は、次の生理予定日の約14日前です。
- 基礎体温だけで排卵日を正確に当てるのは難しいです。
- 透明で伸びるおりものは、排卵が近いサインになることがあります。
- 排卵検査薬は、排卵が近い時期を知るために役立ちます。
- 一番妊娠しやすいタイミングは、排卵日の2日前〜前日です。
- 週末だけの夫婦生活では、タイミングを逃すことがあります。
赤ちゃんを授かるためには、排卵のタイミングを把握し、妊娠しやすい期間に夫婦生活を持つことが大切です。
男性は特に、このような情報を知らないことが多いでしょう。
だからこそ、女性だけが抱え込まず、カップルで学び、力を合わせて妊活に取り組みましょう。
排卵日を知ることは、妊活の第一歩です。
ただし、妊活は排卵日を当てるゲームではありません。
夫婦で支え合いながら、無理なく続けられる形を見つけていきましょう。





















































































