【体験談】サラリーマンが副業で60万円稼いだら税金はいくら? | シミュレーションは超簡単

サラリーマンが副業をはじめた場合、気になることの一つが「税金」ではないでしょうか?
税金って、サラリーマンには、とっつきにくいですよね。

この記事では、サラリーマンで副業に取り組んでいる私が、「副業で○○万円稼いだら税金はいくら?」という疑問を分かりやすく解説します。

確定申告であわてないようにしっかり準備をしておきましょう。

副業で月5万円(年収60万円)稼いだら税金はいくら?

自己紹介
この記事を書いている私は、妊活3年目の35歳のサラリーマンです。
私たち夫婦は高度生殖医療(ART)も視野に入れて取り組んでいます。1回の体外受精にはトータル30万円以上かかるのが一般的。顕微授精ともなれば、50万円を超えることも珍しくないです。
「副業解禁」の動きを追い風に、私たちは高額な不妊治療費を工面するために新聞配達を始めました。1年間で90万円を稼ぎ、このうち30万円を治療費に充てました。
残った60万円は、FX自動売買「ループイフダン」でほったらかし運用を行い、14ヶ月が経過した現在、口座資産を約80万円にまで増やすことに成功しています。

サラリーマンが支払うべき税金は、毎月、会社が源泉徴収(要するに天引き)して税務署に納めてくれています。
でも、副業の場合は、年間の所得が20万円を超えたら、自ら税務署に「確定申告」を行わなくてはいけません。

副業をはじめた人の多くが「月に5万円くらいは稼ぎたい」と思うのではないでしょうか。
ビジネス雑誌や転職サイトのアンケート調査などでも、副業の平均収入は、1カ月4〜5万円です。

月5万円なら年収60万円。
ちなみに私が新聞配達で「初年度」に稼いだ年収(8ヶ月分)も約60万円です。
今回は副業で60万円を稼いだ場合を例にして説明します。

さっそく結論
給与所得400万円のサラリーマンで副業所得60万円を稼いだ場合、
所得税は本業のみに比べて12万円増!!
住民税は本業のみに比べて6万円増!

要するに60万円稼いで、税金28万円を納めた訳です。

……と、私の体験談を紹介しただけでは、いまいち分かりませんよね。
同じように60万円を稼いでも、本業の給与所得や副業の種類によって納める税金は人それぞれです。

それでもちょっと驚く額の税金を納めなくてはいけないことは理解していただけたと思います。

次章からは副業の税金や計算方法について詳しく解説します。

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サラリーマンが副業で稼ぐなら知っておきたい税金のこと

所得税と住民税を納める必要がある

副業で稼いだお金には、給与と同じように課税義務が生じます。
まず、最初に覚えておきたいことが「所得税」と「住民税」。

  • 所得税…103万円以上で発生(変動)
  • 住民税…98万円以上で発生(固定10%)

副業で稼いだならば、この2つを支払う必要があります。
所得税は、稼げば稼ぐほど納める額が多くなります。

課税の対象となるのは「所得」

次に課税の対象となるのは「所得」にあたる部分だということを覚えましょう。
よく耳にする「給与収入」と「所得」の違いは次の通りです。

  • 給与収入……社会保険料や源泉所得税、住民税などを差し引く前の年収(給与や賞与の合計)。個人事業主の場合は、経費を差し引く前の売上。
  • 所得……サラリーマンの場合は必要経費にあたる給与所得控除などを差し引いた金額。個人事業主の場合は、経費を差し引いた金額。

収入と所得は似ているようで意味が異なります。
収入=所得ではないので注意しましょう。

副業の所得区分

所得は「給与所得(パートやアルバイトで得た所得)」「事業所得(商業・工業・農業・漁業・自由業など、事業から生じる所得)」「動産所得(不動産や土地の貸付けなどから生じる所得)」「雑所得(原稿料や講演料、アフィリエイトなどで得た所得)」など10種類に分類されます。
自分の副業が所得区分のどれにあたるのか、確認しておきましょう。

サラリーマンが取り組んでいる人気の副業は大きく分けて次の3つでしょう。

  • アルバイト系の副業
  • ネットを利用した副業
  • 投資による副業

アルバイト系の副業

アルバイトは基本的に給与所得です。

  • 新聞配達
  • 清掃
  • 居酒屋
  • 交通整理
  • 夜間警備

ネットを利用した副業

事業所得または雑所得に該当します。
フリマアプリなどで不要になった家電や衣類などのいわゆる生活用動産は、売って利益が出ても税金がかかりません。
ただし、30万円を超える貴金属や骨董品を売って利益を得た場合は課税されます。
また、転売(売るつもりで仕入れた)場合は税金がかかります。

  • ネットオークション
  • フリマアプリ
  • サイトアフェリ
  • YouTuber

投資による副業

投資信託や株は譲渡所得、FXは雑所得に該当します。
FXは「先物取引に係る雑所得等」として、申告分離課税の対象となります。
これについては、のちほど解説します。

  • FX
  • 投資信託
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税金の計算方法|副業で60万円稼いだらいくらになるかシミュレーション


副業で得た「所得」には、どのくらいの税金がかかるのでしょうか。

副業が雑所得の場合の所得税と住民税を計算してみましょう。

いずれも本業と副業の所得を合算したものにかかります。

所得税の計算方法

所得税の計算方法
課税額=(所得×所得額に応じた税率)-課税控除額

税率と控除額は所得に応じて次のように変わります。

課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円を超え 330万円以下10%97,500円
330万円を超え 695万円以下20%427,500円
695万円を超え 900万円以下23%636,000円
900万円を超え 1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円

出典:No.2260 所得税の税率|国税庁

では、冒頭で紹介した「給与所得400万円のサラリーマンが副業所得60万円を稼いだ場合」を例にして実際に計算してみます。

460万円×20%-42万7500円=49万2500円

本業のみの課税額は37万2500円なので、副業することで12万円増えることになります。

「給与所得240万円のサラリーマンが副業所得60万円を稼いだ」場合も計算してみます。

300万円×10%-9万7500円=20万2500円

業のみの課税額は14万2500円なので、副業することで6万円増えることになります。

住民税の計算方法

住民税の計算方法
課税額=所得割+均等割

所得割は本業の所得と副業の所得の合計に一律10%課税されます。
均等割は都道府県・市町村で違いがありますが、市民税+県民税でおおよそ5000~6000円が徴収されます。

「給与所得400万円のサラリーマンが副業所得60万円を稼いだ」場合

460万円×10%+5000円=46万5000円

本業のみの課税額は40万5000円なので、こちらは副業することで6万円増えます。

「給与所得240万円のサラリーマンが副業所得60万円を稼いだ」場合は

300万円×10%+5000円=30万5000円

本業のみの課税額は24万5000円なので、副業することで同じく6万円増えます。
住民税はざっくりと「副業所得×10%」増えると考えてもいいのかもしれません。

副業が給与所得の場合は所得税の計算が少しだけ複雑

私のように給与所得の副業に取り組んでいる人は、計算が少しだけ複雑になります。
本業と副業と給与(額面)を合算して、下記表の給与所得控除額を差し引いて算出します。

給与等の収入金額給与所得控除額
65万円未満550,000円
65万円以上180万円以下収入金額×40%
180万円以上360万円以下収入金額×30%+80,000円
360万円以上660万円以下収入金額×20%+440,000円
660万円以上1000万円以下収入金額×10%+1,100,000円
850万円以上1,950,000円(上限)

令和2年分
出典:No.1410 給与所得控除|国税庁

所得税率をかけ、控除額を差し引きます。
合算した源泉徴収額を差し引いて所得税を算出します。

FXの場合は20.315%

申告分離課税の対象になるFXの税率は一律20.315%と決まっています。
内訳は所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%。
FXで稼いだ所得にかかる税金は、20.315%だと覚えておけばOKです。

まとめ:副業で60万円稼いだら税金はちょっと驚く額|準備をしておこう

サラリーマンが副業分を確定申告する場合は、1〜12月の所得を翌年の2月中旬に申告書を提出する必要があります。

初めて副業に取り組むサラリーマンは、課税額に驚いてしまうことも……。
しっかりとシュミレーションして、準備をしておきましょう。

確定申告を行わなかった場合は、税務署から指摘が入る恐れがあります。
通常の納税に加えてペナルティとして「延滞税」や「無申告加算税」、「重加算税」などを余計に支払う必要が出てしまう場合も。
余計な税金がかからないように確定申告は必ず行いましょう。

おまけ:60万円の税金シミュレーションが終わったら、副業がバレない方法もチェック

 

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