イソフラボンの過剰摂取は妊活に逆効果? 摂りすぎは不妊に影響します

排卵が10日以上遅れ、タイミングを逃してしまいました。
10日以上もズレたのは、はじめてで困惑しています。
最近、妊娠しやすいカラダづくりに、大豆の成分イソフラボンが良いと勧められ、豆乳やサプリメントを積極的に摂りはじめました。
排卵がズレた原因は、イソフラボンにあるのでは……と不安です。

妊活中にイソフラボンの大量摂取は逆効果です。
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。
イソフラボンを摂りすぎてしまうと、脳が「エストロゲンが足りている」と勘違いをし、卵巣への分泌を止めてしまいます。
エストロゲンが正常に出ていないと、排卵が遅れたりします。
イソフラボンの摂取については、厚生労働省も通知しているのですが、ネット上には間違った情報、巷には成分を増やした健康食品が溢れているので注意が必要です。
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イソフラボンが注目されたのは「妊活」ではなく「アンチエイジング」

大豆は栄養が豊富で、食べやすい、優れた食材です。
巷では「妊娠しやすいカラダをつくる食材」「妊活中に積極的に摂りたい食材」として取り沙汰されています。

しかし、もともと、大豆の成分イソフラボンが脚光を浴びたのはアンチエイジング。
イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることが分かり、アンチエイジングに役立つのではないかと見られたからです。

エストロゲン
卵胞から分泌される、ステロイドタイプの女性ホルモンです。
子宮内膜を厚くしたり、乳腺の発育などを促すといわれています。
一方で、過剰に分泌されると子宮内膜症や乳がんなどの原因になると見られています。

エストロゲンは妊娠に欠かせないほか、骨を丈夫にしたり、お肌の調子を整えます。
イソフラボンを含んだ健康食品の宣伝文句に「女性らしさ」とうたわれているのを見かけたことがあるでしょう。
「更年期障害を軽減する=アンチエイジング」という訳です。

エストロゲンに似た働きをすることから、「イソフラボン=妊活」と多くの人が“刷り込まれて”います。
しかし、イソフラボンの大量摂取が、妊活にとって逆効果であることは先述の通りです。

特に、大豆イソフラボンを強化したサプリメントなどの健康食品には注意が必要です。

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イソフラボンの一日の摂取量は70~75mg

厚生労働省は、「大豆イソフラボンを強化した健康食品の摂取は好ましくない」と、見解をまとめています。
諮問機関である食品安全委員会新開発食品専門調査会がまとめた報告書には「妊婦、胎児、乳幼児、小児に関しては上乗せ摂取は推奨できず、それ以外の安全な上乗せ摂取量を一日70~75mg」とあります。

70~75mgといえば、「納豆や豆腐、味噌汁を食べている」というレベルです。
これに加えて、豆乳やサプリメントを飲んでいては、あっという間に過剰摂取になります。

サプリメントの摂取をやめたとたんに、生理不順が改善される女性は多いです。

イソフラボンの疑似エストロゲンを増やしたイソフラボンサプリメントの問題点

大豆の他にも、多くの植物がエストロゲンに似た働きをする成分を持っています。(以降、「疑似エストロゲン」と省略します)
パセリ、ニンニク、小麦、米、ニンジン、リンゴなど、普段よく口にする食材のほとんどに含まれています。

共通点は「口当たりが良い」ということ。
これは植物が食べ尽くされることを避けるための“護身術”だと言われています。
疑似エストロゲンで女性(雌)ホルモンを乱して不妊にし、食べる側の数を減らそうというのです。

とはいえ、これらの食材を食べても大きな問題はありません。
日々食べても問題ないように人は長い年月を掛けて品種改良を行ったからです。
大豆もしかりです。

問題は品種改良で減らした疑似エストロゲンを、わざわざ増やした健康食品が出回り、また、刷り込みから妊活中の多くの女性が摂取しているということです。

まとめ

妊娠しやすいカラダをつくるために、積極的に摂った方が良い食材はたくさんあります。
また、生まれてくる赤ちゃんのために必要な葉酸などは、食材からだけでは摂りにくいので、サプリメントを活用して補う必要があります。

しかし、大豆は「普通に食べる」だけで十分です。

妊活には栄養バランスの摂れた食事が何よりも大切です。カップルで助け合い、正しい知識を身に付けましょう。
カラダに不調がある場合は、合わせて専門クリニックを受診するようにしましょう。

「妊活中に摂りたい栄養素」を紹介しています。

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