妊活中の息抜きに観たい映画・ドラマ|夫婦で気持ちを話すきっかけに

妊活や不妊治療のことばかり考えてしまって、少し疲れています。
息抜きしたい気持ちはあるのですが、妊活から離れすぎるのも落ち着きません。
夫婦で観られる映画やドラマはありますか?

妊活中は、通院、結果待ち、仕事との両立、夫婦の温度差などで心が疲れやすくなります。
そんな時、映画やドラマは、少し気持ちをゆるめる時間になることがあります。
不妊治療や夫婦、家族の形を描いた作品は、直接話しにくい気持ちを夫婦で共有するきっかけにもなります。

妊活や不妊治療を続けていると、気づかないうちに、毎日が「治療中心」になっていることがあります。

次の通院日。
採卵や移植の予定。
判定日までの時間。
仕事をどう休むか。
お金の不安。
夫婦の気持ちのすれ違い。

頭の中が妊活のことでいっぱいになると、休んでいるつもりでも心が休まらないことがあります。

そんな時、映画やドラマを観る時間は、妊活から少し距離を置くきっかけになります。

ただし、妊活中に観る作品は、人によって合う・合わないがあります。

不妊治療のリアルな描写に救われる人もいれば、今はつらくて観られない人もいます。
赤ちゃんや妊娠のシーンに温かい気持ちになる人もいれば、苦しくなる人もいます。

だからこそ、妊活中の映画選びでは、「今の自分が無理なく観られるか」を大切にしてほしいです。

この記事では、妊活や不妊治療、夫婦、男性妊活、家族の形を考えるきっかけになる映画・ドラマを紹介します。

 この記事で紹介する作品は、妊娠や不妊治療の結果を変えるものではありません。あくまで、妊活中の息抜きや、夫婦で気持ちを話すきっかけとして紹介しています。つらい気持ちが強い時は、無理に観ないでください。
この記事を書いた人

妊活フォーラム編集部

妊活・不妊治療に向き合う夫婦の「仕事」「お金」「夫婦関係」「男性妊活」の悩みを、当事者目線で整理しています。医療的な判断ではなく、治療を続けるための生活上の工夫や考え方を中心に発信しています。

妊活中の息抜きに映画を選ぶ時の考え方

妊活中の息抜きは、ただ楽しいことをすればいい、という単純なものではないかもしれません。

楽しみたいのに、妊活のことが頭から離れない。
明るい作品を観る気分になれない。
妊娠や出産のシーンを見ると、思ったより苦しくなる。
夫婦で観たいけれど、重い話になるのが怖い。

そんなふうに感じる人もいます。

映画やドラマを選ぶ時は、「前向きになれる作品を観なければ」と思わなくて大丈夫です。

今の自分に合うものを選びましょう。

無理に前向きになれる作品を選ばなくていい

妊活中は、「前向きに頑張ろう」と言われることが多いかもしれません。

でも、いつも前向きでいる必要はありません。

疲れている時は、泣ける作品より軽い作品が合うこともあります。
反対に、誰かの苦しさに触れることで、少し救われる日もあります。

大切なのは、作品を観たあとに、自分を責めないことです。

「この映画を観たのに元気になれなかった」
「泣いてしまった」
「途中で観るのをやめた」

そんな時も、失敗ではありません。

今の自分には合わなかっただけです。

つらいテーマの作品は、体調や気分に合わせて選ぶ

不妊治療、流産、予期しない妊娠、養子縁組、家族の別れなどを扱う作品は、心に深く残る一方で、観るタイミングによってはつらく感じることがあります。

判定日前、採卵前後、移植後、陰性判定の直後、友人の妊娠報告を受けた後などは、いつもより心が敏感になっていることもあります。

そんな時は、無理に妊活テーマの作品を観なくても大丈夫です。

料理番組、旅番組、動物の動画、昔好きだった映画など、妊活から少し離れられるものを選んでもかまいません。

夫婦で観るなら「話すきっかけ」になる作品を選ぶ

妊活中は、夫婦で話したいことがあるのに、話し始めると重くなることがあります。

男性側の検査。
治療への温度差。
仕事との両立。
子どもを持つことへの気持ち。
治療をどこまで続けるか。
家族の形をどう考えるか。

こうした話題は、正面から話すと苦しくなることもあります。

映画やドラマは、夫婦で同じ物語を見ながら、少しだけ距離を置いて気持ちを話すきっかけになります。

「この場面、どう思った?」
「自分だったらどうするかな」
「この夫婦の気持ち、少し分かる」

そんな会話から始めるだけでも十分です。

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妊活中に観たい映画・ドラマ

ここからは、妊活中の息抜きや、夫婦で気持ちを話すきっかけになりやすい映画・ドラマを紹介します。

配信状況は時期によって変わるため、視聴前に各サービスで確認してください。

プライベート・ライフ

2018年/アメリカ
監督:タマラ・ジェンキンス
出演:キャスリン・ハーン、ポール・ジアマッティ、ケイリー・カーター、モリー・シャノン、デニス・オヘア

『プライベート・ライフ』は、不妊治療を長く続けてきた40代夫婦を描いた作品です。

治療を続ける中での疲れ、夫婦のすれ違い、選択肢が少しずつ狭まっていく感覚、周囲との関係。

不妊治療の現実的なしんどさを、重くなりすぎないユーモアも交えながら描いています。

妊活中の人にとっては、共感できる部分が多い一方で、リアルだからこそ苦しく感じる場面もあるかもしれません。

治療が長引いている人、夫婦で治療について話すきっかけがほしい人には向いています。

 今まさに治療がつらい時期の人は、無理に観なくて大丈夫です。少し心に余裕がある時に選ぶ方が安心です。

ヒキタさん! ご懐妊ですよ

2019年/日本
脚本・監督:細川徹
出演:松重豊、北川景子、皆川猿時、濱田岳、伊東四朗 ほか

『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は、作家・ヒキタクニオさんの実体験をもとにした作品です。

年の差夫婦が不妊治療に向き合う中で、男性側の不妊が描かれます。

妊活や不妊治療は、どうしても女性側の負担が大きく見えやすいものです。

でも、不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。男性側の検査や治療、気持ちの整理も大切です。

この作品は、男性が不妊治療に向き合うきっかけとして、夫婦で観やすい作品の一つです。

重いテーマを扱いながらも、笑いのある描き方なので、男性妊活について話す入口にしやすいと思います。

隣の家族は青く見える

2018年/日本のテレビドラマ
出演:深田恭子、松山ケンイチ ほか

『隣の家族は青く見える』は、不妊治療に向き合う夫婦を含め、さまざまな家族の形を描いたドラマです。

不妊治療だけでなく、夫婦の温度差、周囲からの言葉、家族への説明、住宅や近所付き合いなど、日常の中で起こる葛藤が描かれています。

妊活中の夫婦にとっては、「これ、分かる」と感じる場面が多いかもしれません。

また、不妊治療をしていない人にも、治療中の夫婦がどんな気持ちを抱えているのかを知ってもらいやすい作品です。

一緒に観たあと、夫婦で「どの場面がしんどかったか」「どの言葉が救いになったか」を話してみるのもよいと思います。

This Is Us/ディス・イズ・アス

アメリカのテレビドラマシリーズ
家族、夫婦、親子、養子縁組、喪失、人生の選択などを描く群像劇

『This Is Us/ディス・イズ・アス』は、不妊治療そのものを中心にした作品ではありません。

ただ、家族とは何か、親になるとはどういうことか、血のつながりだけではない家族の形を、長い時間をかけて描いていく作品です。

妊活中は、「子どもを持つこと」に気持ちが集中しやすくなります。

この作品は、そこから少し視野を広げて、家族の形、夫婦の支え合い、人生の選択について考えるきっかけになるかもしれません。

すぐに答えを出すための作品ではなく、ゆっくり観ながら、夫婦で少しずつ話すのに向いています。

恋愛だけじゃダメかしら?

2012年/アメリカ
監督:カーク・ジョーンズ
出演:キャメロン・ディアス、ジェニファー・ロペス、エリザベス・バンクス ほか

『恋愛だけじゃダメかしら?』は、妊娠や出産、子どもを持つことに向き合う複数のカップルを描いた群像劇です。

明るい雰囲気の作品ですが、妊娠や出産への不安、思い通りにならない現実、カップルごとの違いも描かれています。

不妊治療を深く扱う作品ではありませんが、「子どもを持つ」というテーマを少し軽やかに考えたい時には観やすい作品です。

ただし、妊娠や出産の描写が出てくるため、今の気持ちによってはしんどく感じることもあります。

無理せず、観られそうなタイミングで選んでください。

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観る前に少し注意したい作品

ここでは、作品としては魅力があるものの、妊活中に観るタイミングを選ぶ作品を紹介します。

JUNO/ジュノ

2007年/アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エリオット・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン ほか

『JUNO/ジュノ』は、16歳で予期しない妊娠をした高校生が、悩みながら選択していく物語です。

妊娠、出産、養子縁組、家族の形などを考える作品として、印象に残る人も多いと思います。

ただし、妊活中の人にとっては、観るタイミングによって苦しくなる可能性があります。

「望んでいるのに妊娠できない自分」と、「予期しない妊娠をした登場人物」を比べてしまうことがあるからです。

作品として興味がある場合でも、心に余裕がある時に選ぶのがよいと思います。

 妊活中は、作品の内容によって思った以上に心が揺れることがあります。途中で苦しくなったら、最後まで観なくても大丈夫です。

番外編:妊活テーマではないけれど、気分転換に観やすい作品

君の名は。

2016年/日本
監督:新海誠
出演:神木隆之介、上白石萌音、成田凌 ほか

『君の名は。』は、妊活や不妊治療がテーマの作品ではありません。

ただ、映像の美しさ、音楽、物語のテンポがあり、妊活から少し離れて気分転換したい時には観やすい作品です。

妊活テーマの作品を観るのがつらい日は、こうした作品を選ぶのも一つの方法です。

妊活中の息抜きは、必ず妊活に関係するものでなくてかまいません。

今の自分が少し楽になれるものを選びましょう。

映画を観たあと、夫婦で話してみたいこと

映画やドラマを観たあと、無理に感想を話し合う必要はありません。

でも、もし少し話せそうなら、作品をきっかけに夫婦で気持ちを共有してみるのもよいと思います。

治療について今どんな気持ちか

妊活や不妊治療は、同じ夫婦でも感じ方が違います。

片方は「次に進みたい」と思っていても、もう片方は「少し休みたい」と感じているかもしれません。

映画の登場人物をきっかけに、今の自分の気持ちを少しだけ言葉にしてみましょう。

「最近、通院が少ししんどい」
「次の検査が不安」
「結果待ちの時間がつらい」
「何を言えばいいか分からなかった」

うまく話せなくても大丈夫です。

大切なのは、相手を責めることではなく、今の気持ちを知ることです。

男性側の検査や協力について

男性妊活の話は、夫婦でも切り出しにくいことがあります。

精液検査、生活習慣、禁煙、飲酒、通院への同行など、必要だと分かっていても、話題にすると空気が重くなることもあります。

『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』のような作品は、男性側の不妊や検査について話すきっかけになります。

「検査を受けて」と直接言うのが難しい時は、作品を観たあとに、

「男性側の検査って、やっぱり大事なんだね」
「うちも一緒に確認していけたらいいな」

くらいの言い方から始めてもよいと思います。

子どもを持つこと以外の家族の形

妊活中は、「妊娠すること」だけが目標になりやすいです。

もちろん、子どもを望む気持ちは大切です。

一方で、治療が長くなるほど、家族の形や人生の選択について考える場面も出てきます。

養子縁組、夫婦二人の生活、治療を休むこと、治療を続けること。

すぐに答えを出す必要はありません。

作品をきっかけに、「今はどう感じたか」を話すだけでも、夫婦の理解が少し深まることがあります。

今月は妊活から少し離れる時間を作るか

映画を観る時間は、妊活から少し離れる時間でもあります。

妊活中は、何もしない時間に罪悪感を持ってしまう人もいます。

でも、休むことはサボりではありません。

治療を続けるために、心を休ませる時間も必要です。

「今月は週に1回、妊活の話をしない夜を作ろう」
「判定日前は検索しすぎないようにしよう」
「週末は映画を観て、治療の話は少し休もう」

そんな小さな約束が、夫婦の余白になることもあります。

映画やドラマで息抜きする時の注意点

映画やドラマは、妊活中の気持ちを支えてくれることがあります。

ただし、無理に観る必要はありません。

つらくなったら途中で止めていい

妊娠、出産、流産、不妊治療、家族の別れなどの描写は、人によって強く響くことがあります。

観る前は大丈夫だと思っていても、途中で急につらくなることもあります。

その時は、無理に最後まで観なくて大丈夫です。

一時停止する。
別の日にする。
明るい作品に切り替える。
今日は早く寝る。

それで十分です。

感想が違っても責めない

夫婦で同じ作品を観ても、感じ方は違います。

片方は泣いたのに、もう片方はあまり響かなかった。
片方は前向きになったのに、もう片方はつらくなった。
片方は男性側の気持ちに共感し、もう片方は女性側の負担に目が向いた。

感じ方が違うのは自然なことです。

「なんで分かってくれないの」と責めるより、

「そう感じたんだね」
「私はここがしんどかった」
「この場面は少し救われた」

と、自分の気持ちを共有する形にしましょう。

配信状況は視聴前に確認する

映画やドラマの配信状況は、時期によって変わります。

以前は観られた作品でも、今は配信が終了していることがあります。

U-NEXT、Netflix、Amazon Prime Video、Hulu、Disney+など、利用しているサービスで視聴前に確認してください。

 動画配信サービスやDVD・Blu-rayの購入リンクを利用する場合は、配信状況、価格、字幕・吹替の有無を確認してから選びましょう。

まとめ:妊活中の映画時間は、夫婦の気持ちをゆるめるきっかけになる

妊活や不妊治療を続けていると、心が休まらない日があります。

通院、仕事、お金、結果待ち、夫婦の温度差。

考えることが多すぎて、気づかないうちに疲れてしまうこともあります。

そんな時、映画やドラマは、少しだけ妊活から距離を置く時間になります。

不妊治療を描いた作品に共感する日もあれば、妊活とは関係のない作品で気分転換したい日もあります。

どちらでも大丈夫です。

  • 無理に前向きになれる作品を選ばなくていい
  • つらいテーマの作品は気分に合わせて選ぶ
  • 夫婦で観るなら話すきっかけになる作品を選ぶ
  • 苦しくなったら途中で止めてもいい
  • 感想が違っても責めない
  • 配信状況は視聴前に確認する

妊活中の息抜きは、治療から逃げることではありません。

治療を続けるために、心に余白を作ることです。

今夜、少しだけ気持ちをゆるめたい時は、夫婦で映画やドラマを観る時間を作ってみてもいいかもしれません。

 映画を観ても気持ちが晴れない日もあります。それでも大丈夫です。妊活中は、元気になろうと頑張りすぎず、少し休む日を作ることも大切です。
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