何を準備しておくべきでしょうか?
正直、自分たちのカラダのことも、あまり理解できていません。
準備時期は妊活をはじめるどのくらい前が良いのでしょうか?
女性ばかりでなく、男性に関わる部分も多いので、力を合わせることが大切です。
妊活を始める前に……標準体重を目指し、妊娠しやすいカラダに
まずは「標準体重」を目指しましょう。
太りすぎはもちろん、痩せすぎも妊娠しずらくなる要因です。
また、仮に妊娠できたとしても、太りすぎは妊娠高血圧などを引き起こし、痩せすぎは低出生体重児になるリスクが高くなります。
標準体重は肥満度の指標「BMI値」を元に算出します。
BMI値は「22」前後の人は病気になりにくいことが分かっていて、この指数を利用して標準体重を計算する訳です。
算出方法は世界共通です。
※身長1㍍62㌢の場合は「1.62×1.62×22=57.7368」となり、標準体重はだいたい「58kg」ということになります。
妊活をはじめる前に標準体重にし、妊娠しやすいカラダを整えておくことは、非常に大事なことです。
時々、「妊娠できるかどうか分からないので、妊娠が叶ったら標準体重にする」という人もいます。
ストレスは別の不妊原因を作りますから、すべてを否定しませんが、妊娠後の体重コントロ-ルは非常に困難だということを知っておくべきです。
男性もBMI値が30以上だと、不妊の原因になります。カップルで標準体重を目指しましょう。
妊活を始める前に……タバコは不妊の原因 男性も女性も必ずやめましょう
妊活を始めようと考えているカップルは、男性も女性も必ず、タバコをやめましょう。
タバコは妊娠の妨げになるだけでなく、母体や胎児にも悪影響を及ぼすことが分かっています。
喫煙によって、男性は精子の濃度や運動率が悪くなり、女性は卵子の減少が速まり、着床率も悪くなります。
妊活の禁煙で悩んでいる人は下記の記事も合わせて読んでいただきたいです。
妊活を始める前に……基礎体温をつけ、妊活に取り組みカラダの状態を知りましょう
女性は基礎体温をつけてみましょう。
カラダの状態を知る手掛かりになります。
不妊治療でも基礎体温を見ながら進める場合が多いです。
婦人体温計を買えば、基礎体温表が付属されているので、簡単に始めることができます。
また、最近ではスマートフォンでデータを管理できる体温計も販売されていて便利です。
最近の研究では、以前にいわれていたほど、基礎体温からさまざまな情報が分かるわけではないと、いわれています。
ですから基礎体温に振り回される必要はありません。
ストレスを感じない程度からはじめ、まずは自分のカラダを知るきっかけにしましょう。
妊活を始める前に……風疹の抗体があるかを調べ、ない場合はワクチン接種を
内科を受診し、風疹の抗体があるかを調べましょう。
妊娠後に風疹にかかると胎児に悪影響を及ぼします。
抗体がない場合はワクチンを接種して抗体を作りましょう。
ワクチン接種後は約2ヶ月間、避妊する必要があるので、妊活を考えている人は早めに受診しましょう。
妊活を始める前に……虫歯や歯周病の治療を済ませておきましょう
過度なストレスはホルモンバランスを崩し、不妊につながることがあります。多くの人にとって、歯の治療が大きなストレスになることでしょう。妊活中に歯の治療は避けたいです。
妊活を始める前に……「性病」の検査を受けましょう
性病の中には不妊症の危険につながるものがあります。性病の検査は、妊活の準備の中で、見落としがちなので、忘れずに受けましょう。
まとめ
妊活をはじめる前に最低限、準備しておきたいこと紹介しました。
再度、箇条書きにしておきます。
妊娠へのスムーズなスタートを切るためにも、しっかりと準備しましょう。
また、不妊原因の半分は男性にあることが分かっています。
「+1」の準備として「妊活を始める男性は精液検査を受けることをお忘れなく」と強調しておきます。