不妊治療のために仕事を辞めたいあなたへ|甘えではない退職・転職を考えるべき職場4選

不妊治療と仕事の両立がつらいです。
通院のたびに休みを取るのも気まずいし、職場に迷惑をかけている気がして苦しくなります。
本当は仕事を辞めたいのですが、周りから「甘え」「もったいない」と言われそうで、なかなか決断できません。

不妊治療のために仕事を辞めたいと考えることは、決して甘えではありません。
もちろん、勢いだけで退職するのはおすすめしません。
ただし、今の職場があなたの心や体、そして妊活の時間を削り続けているなら、退職や転職を考えるのは自然なことです。
この記事では、不妊治療を続けるうえで「辞めたい」と思っても不思議ではない職場の特徴と、辞める前に考えておきたいことを解説します。

あなたは、不妊治療に専念するために「仕事を辞めたい」と考えているのではありませんか?

でも、いざ周りに相談すると、

  • せっかく正社員なのにもったいない
  • 治療のために仕事を辞めるなんて甘えじゃない?
  • みんな仕事をしながら頑張っているよ
  • 辞めたらお金はどうするの?
  • もう少し我慢したら?

このような言葉をかけられ、余計に苦しくなっているかもしれません。

不妊治療と仕事の両立は、理想としてはとても大切です。

収入があれば治療費の不安は少し軽くなりますし、社会とのつながりが心の支えになる人もいます。

けれど、現実には、不妊治療と仕事の両立は簡単ではありません。

通院日は、自分の都合だけで決められません。

採卵や移植、検査の日程は、体の状態に合わせて急に決まることもあります。

ホルモン剤の影響で体調が不安定になることもあります。

結果が出ない不安を抱えたまま、何事もない顔で仕事を続けなければならない日もあります。

それなのに、職場に理解がなかったり、休みづらかったり、長時間労働が当たり前だったりすれば、心も体も限界に近づいていきます。

 不妊治療のために仕事を辞めたいと考えることは、甘えではありません。あなたが弱いのではなく、今の働き方が治療と合っていない可能性があります。

この記事では、不妊治療を続けるなら退職や転職を考えてもよい仕事・職場の特徴を紹介します。

妊活にはタイムリミットがあります。

もちろん、この記事は「今すぐ会社を辞めましょう」と背中を押すためだけの記事ではありません。

退職にはお金の不安もありますし、辞めたあとに後悔する可能性もあります。

だからこそ、感情だけで決めるのではなく、今の仕事が本当に自分の妊活や人生に合っているのか、一度立ち止まって考えてみてください。

不妊治療のために仕事を辞めたいのは甘え?まずは自分の優先順位を見つめ直そう

この記事を書いた人
妊活フォーラム編集部です。
妊活・不妊治療に向き合う方へ向けて、治療、夫婦関係、仕事との両立、お金の不安、心の整え方などをわかりやすく発信しています。

本題に入る前に、少し厳しいことを書きます。

今の会社に不満があるとしても、最終的にその環境に残るか、離れるかを決めるのは自分です。

会社のせい、上司のせい、同僚のせいにしたくなる気持ちは分かります。

でも、他人を変えることはできません。

変えられるのは、自分の行動です。

「仕事を辞めたい」と思っているなら、まずは次のことを整理してみましょう。

  • 今の仕事を続けることで、妊活にどんな支障が出ているのか
  • 今の職場で働き方を変える余地はあるのか
  • 上司や人事に相談できる環境はあるのか
  • 退職した場合、治療費や生活費はどうするのか
  • 転職、副業、失業保険などの選択肢はあるのか
  • 自分にとって今一番大切なのは何か

「仕事を辞めたい」は、ただの逃げではないことがあります。

むしろ、自分の体と人生を守るための大切なサインかもしれません。

ただし、勢いだけで辞めるのではなく、自分の目標と優先順位を見つめ直すことが大切です。

 「甘えかどうか」ではなく、「今の働き方を続けた先に、自分が望む未来があるか」で考えてみましょう。
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不妊治療中に「辞めたい」と思っても不思議ではない職場4選

ここからは、不妊治療を続けるうえで、退職や転職を考えてもよい職場の特徴を紹介します。

元記事では「今すぐ辞めた方が良い仕事」と書いていましたが、今回は少し表現をやわらげます。

なぜなら、同じ業界、同じ職種でも、会社や部署によって状況は大きく違うからです。

大切なのは、業界名や職種名だけで判断することではありません。

あなたの心身、通院、治療のスケジュール、将来のキャリアに合っているかで判断しましょう。

1. 斜陽産業で、働き方の改善が期待しにくい職場

退職や転職を考えてもよい職場の1つ目は、斜陽産業で、働き方の改善が期待しにくい職場です。

斜陽産業とは、昔は華やかだったものの、現在は市場規模や需要が縮小している産業のことです。

もちろん、斜陽産業で働くこと自体が悪いわけではありません。

長く続いてきた業界には、経験や信頼、安定した顧客基盤があることもあります。

ただし、業界全体が縮小している場合、会社はどうしても「攻め」より「守り」に入りやすくなります。

  • 新しい制度を導入する余裕がない
  • 人員を増やせない
  • 一人あたりの業務量が増える
  • 残業が減らない
  • 有給休暇を取りづらい
  • リモートワークやフレックスに対応できない
  • 不妊治療への理解が進みにくい

不妊治療では、急な通院が必要になることがあります。

採卵や移植のスケジュールは、仕事の都合より体の状態が優先されます。

それなのに、休むたびに嫌な顔をされたり、代わりがいないからと責められたりする環境では、治療に集中することは難しくなります。

また、縮小している業界では、新しい経験を積みにくくなることもあります。

その仕事を続けた先に、自分の市場価値が上がるのか。

将来、妊活や育児と両立しやすい働き方につながるのか。

この視点で見たときに不安が大きいなら、転職を考えるのは自然なことです。

 業界そのものよりも、「働き方を変える余地があるか」「治療と両立できる制度や理解があるか」を見て判断しましょう。

2. AIやロボットに代替されはじめている仕事

退職や転職を考えてもよい職場の2つ目は、AIやロボットに代替されはじめている仕事です。

近年、AIやロボットの進化はとても速くなっています。

単純作業、定型業務、マニュアル化しやすい仕事は、少しずつ自動化されていく可能性があります。

元記事では、野村総研と英オックスフォード大学のオズボーン准教授らの共同研究に触れ、日本の職業の一部がAIやロボットに代替される可能性について紹介していました。

当時から議論されていたように、これからの働き方では「ただ作業をこなすだけ」のスキルだけでは不安が残ります。

代替リスクを考えたい仕事の例

  • 一般事務
  • 単純なデータ入力
  • マニュアル通りの受付業務
  • レジ業務
  • 単純な工場作業
  • 定型的な文章作成
  • 集金業務
  • 一部のコールセンター業務
  • 単純な確認作業

もちろん、これらの仕事がすぐになくなるという意味ではありません。

また、同じ職種でも、人との調整力、提案力、専門知識、現場判断が必要な仕事は残ります。

大切なのは、今の仕事を続けることで、将来も使えるスキルが身についているかです。

不妊治療のために仕事をセーブしたり、退職したりする可能性があるなら、なおさら、将来復帰しやすいスキルを意識しておきたいところです。

もし今の仕事が、誰でもできる作業を繰り返すだけになっていて、しかも不妊治療との両立も難しいなら、転職や学び直しを考える価値があります。

AIに奪われるかどうかを怖がるより、AIを使える側に回ることが大切です。

たとえば、文章作成、画像作成、事務効率化、SNS運用、データ整理などは、AIを使うことで副業や転職にもつながりやすくなっています。

妊活中だからこそ、体力勝負の働き方ではなく、時間や場所に縛られにくいスキルを身につけることも選択肢です。

3. 複数の専門性が身に付かない仕事

退職や転職を考えてもよい職場の3つ目は、複数の専門性が身に付かない仕事です。

これからの時代に求められるのは、ひとつの作業だけをこなす力ではありません。

たとえば、次のようなスキルを組み合わせることで、働き方の選択肢は広がります。

  • 事務処理力
  • 文章力
  • 営業力
  • マーケティング力
  • 顧客対応力
  • SNS運用力
  • デザイン力
  • 数字を読む力
  • AIツールを使う力
  • 人と調整する力

何年も同じ作業を、同じ相手に、同じやり方で繰り返しているだけの仕事は注意が必要です。

その仕事を続けることで、あなたのスキルは増えているでしょうか。

転職市場で評価される経験になっているでしょうか。

在宅や時短、フリーランス、副業など、妊活や育児と両立しやすい働き方につながるでしょうか。

もし答えが「いいえ」なら、今の職場に残り続けることがリスクになるかもしれません。

不妊治療中は、通院や体調の変化によって、フルタイム勤務が難しくなることもあります。

その時、複数の専門性があれば、働き方を変えやすくなります。

  • 在宅ワークに切り替える
  • 時短勤務にする
  • 副業で収入を作る
  • フリーランスとして働く
  • 治療に理解のある会社へ転職する

逆に、今の会社でしか通用しない仕事しかしていないと、いざ辞めたいと思ったときに選択肢が少なくなります。

 妊活中こそ、「今の仕事を続けることで、将来の自分の選択肢は増えているか」を考えてみましょう。

4. 労働に見合うリターンが得られない仕事

退職や転職を考えてもよい職場の4つ目は、労働に見合うリターンが得られない仕事です。

簡単に言えば、労力対効果が悪い仕事です。

たくさん働いているのに、給料が増えない。

責任だけ重くなるのに、評価されない。

サービス残業が当たり前。

休むと迷惑をかける空気がある。

有給休暇を使うだけで罪悪感を持たされる。

このような職場は、不妊治療との相性がとても悪いです。

不妊治療には、お金も時間も体力も必要です。

それなのに、仕事で心身を削られ、治療費を稼ぐために働いているはずが、治療に向かう力まで奪われているなら、本末転倒です。

労働に見合うリターンとは、給料だけではありません。

  • 収入
  • スキル
  • 経験
  • 人脈
  • 働きやすさ
  • 休みやすさ
  • 将来のキャリアにつながるか
  • 心身の健康を保てるか

もし、長時間働いているのに、収入も増えず、スキルも増えず、治療との両立も難しく、心も体も消耗しているだけなら、その働き方を見直すタイミングかもしれません。

妊活には時間が必要です。

人生にも時間が必要です。

「頑張っているのに何も残らない仕事」に、貴重な時間を使い続けるべきかどうかは、一度真剣に考えた方が良いと思います。

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不妊治療のために仕事を辞める前に確認したいこと

ここまで、退職や転職を考えてもよい職場の特徴を紹介しました。

ただし、どれかに当てはまるからといって、すぐに退職届を出すのはおすすめしません。

不妊治療にはお金がかかります。

退職すれば、毎月の収入が減る可能性があります。

だからこそ、辞める前に次のことを確認しましょう。

会社の制度を確認する

まずは、会社の制度を確認しましょう。

不妊治療に関する休暇制度や、時短勤務、フレックスタイム、在宅勤務などが利用できる場合があります。

制度があるのに、知らないまま辞めてしまうのはもったいないです。

  • 不妊治療休暇
  • 時間単位の有給休暇
  • フレックスタイム
  • 時差出勤
  • 在宅勤務
  • 休職制度
  • 傷病休暇
  • 人事への相談窓口

上司に直接相談しづらい場合は、人事や総務に確認してみましょう。

「不妊治療」と言いにくければ、最初は「通院が必要で、働き方を相談したい」と伝えるだけでも構いません。

お金の見通しを立てる

次に、お金の見通しを立てましょう。

不妊治療のために仕事を辞める場合、治療費と生活費の両方を考える必要があります。

  • 毎月の生活費はいくらか
  • 治療費はどのくらい必要か
  • 貯金で何ヶ月生活できるか
  • 配偶者の収入だけで生活できるか
  • 失業保険を受け取れるか
  • 副業収入を作れるか
  • 退職後に社会保険や年金の負担がどう変わるか

「辞めたら終わり」ではありません。

失業保険、転職、副業、在宅ワーク、パート勤務など、選択肢はいくつもあります。

ただし、事前に調べておかないと、退職後に焦ることになります。

転職という選択肢も考える

仕事を辞めたいと思うと、「退職して無職になる」か「我慢して続ける」かの二択で考えてしまいがちです。

でも、実際には転職という選択肢もあります。

不妊治療と両立しやすい職場に移ることができれば、収入を完全に失わずに治療を続けられるかもしれません。

  • 残業が少ない職場
  • 有給休暇を取りやすい職場
  • 在宅勤務ができる職場
  • フレックスタイムがある職場
  • 通院しやすい勤務地
  • 女性のライフイベントに理解がある職場
  • 人員に余裕がある職場

妊活中に転職するのは不安もあります。

でも、今の職場で心身を削り続けるより、治療と両立しやすい環境へ移る方が良い場合もあります。

「辞める」だけでなく、「働き方を変える」という視点も持っておきましょう。

退職を決める前に、ひとりで抱え込まない

退職には、別のストレスもあります。

  • 上司に言い出しづらい
  • 引き止められるのが怖い
  • 同僚に申し訳ない
  • 退職理由を聞かれたくない
  • 辞めたあとに後悔しないか不安

だからこそ、退職を決める前に、ひとりで抱え込まないことが大切です。

パートナーとお金のこと、治療のこと、今後の働き方について話し合いましょう。

信頼できる家族や友人に相談しても良いと思います。

会社の制度については、人事や総務に確認しましょう。

退職や労働条件で不安がある場合は、労働相談窓口や専門家に相談する選択肢もあります。

 退職は人生を壊す決断ではありません。ただし、準備なしに勢いで辞めると不安が大きくなります。相談しながら、あなたを守る形で進めましょう。

円満退職を目指せるなら、それが一番です。

ただ、心身が限界に近い場合は、無理に「良い人」で終わろうとしなくても大丈夫です。

あなたの体と心を守ることを、最優先に考えてください。

収入がなくなる不安があるなら副業から始めるのもあり

仕事を辞めたいと思っても、やはり一番大きな不安はお金だと思います。

不妊治療にはお金がかかります。

通院、薬、検査、採卵、移植、交通費、サプリメント、体調管理……。

保険適用が広がったとはいえ、すべてが安く済むわけではありません。

だからこそ、いきなり退職するのが不安なら、副業から始めるのもありです。

副業で少しでも収入源を増やしておけば、退職や転職の選択肢を持ちやすくなります。

  • セルフバック
  • ブログ
  • Webライティング
  • メルカリ・不用品販売
  • 在宅ワーク
  • 短期バイト
  • AI副業
  • 投資や資産運用

副業は、すぐに大きく稼げるものばかりではありません。

でも、月1万円でも、月3万円でも、治療費や交通費の支えになります。

そして何より、「会社だけに依存しなくてもいい」という安心感につながります。

副業から始めて、少しずつ収入を増やす道もあります。

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まとめ:不妊治療のために仕事を辞めたいのは甘えではない

この記事では、不妊治療のために仕事を辞めたいと悩んでいる方へ、退職や転職を考えてもよい職場の特徴を紹介しました。

  • 斜陽産業で、働き方の改善が期待しにくい職場
  • AIやロボットに代替されはじめている仕事
  • 複数の専門性が身に付かない仕事
  • 労働に見合うリターンが得られない仕事

今回紹介した仕事や業界を悪く言うつもりはありません。

どんな仕事にも価値があります。

ただ、不妊治療と両立できないほど心身を削られているなら、その働き方を見直す必要があります。

「仕事を辞めたい」は、甘えではありません。

あなたの体が出しているサインかもしれません。

あなたの心が、もう限界だと教えてくれているのかもしれません。

 妊活にはタイムリミットがあります。仕事も大切ですが、あなたの体と人生も同じくらい大切です。

退職するのか。

転職するのか。

休職するのか。

働き方を変えるのか。

副業で収入源を増やすのか。

答えは一つではありません。

大切なのは、「甘え」と言われることを恐れて、自分の人生を後回しにしないことです。

あなたが納得できる選択をしてください。

そして、できれば一人で抱え込まず、パートナー、医師、信頼できる人、必要であれば専門家に相談しながら進めていきましょう。

おまけ:仕事を辞めたいけれど勇気がないあなたへ

「仕事を辞めたい。でも、辞める勇気がない」

そう悩んでいる方の背中を押す記事を書きました。

退職は人生の終わりではありません。

むしろ、新しい働き方や生き方を考えるきっかけになることもあります。

おまけ2:妊活との両立がつらくて、仕事を辞めたいと悩んでいるあなたへ

もしも、あなたが妊活と仕事の両立に苦しんでいるのなら、不妊治療の心理カウンセラーの第一人者の視点から書かれた名著『妊活に疲れたら、開く本』を読んでみることもおすすめします。

頑張り続けることだけが正解ではありません。

時には立ち止まること、距離を置くこと、自分を守ることも大切です。

おまけ3:仕事を辞めたいと悩む原因がストレスならお花を飾ってみよう

もしも、あなたが強いストレスを抱えているのであれば、部屋にお花を飾ってみるのもおすすめです。

「お花を飾ると元気になる」という話を耳にしたことがあると思います。

毎日目に入る場所に花があるだけで、気持ちが少しやわらぐことがあります。

不妊治療中は、心がすり減る日もあります。

そんな時こそ、自分をいたわる小さな習慣を持ってみましょう。

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