「“夫婦生活”を月に“最低”何回すれば??」と多くの男性が答えを求めていることでしょう。
この記事では、そんな疑問を不妊治療の専門医にぶつけてみたという話を紹介します。
赤ちゃんを授かるためには、排卵のタイミングを把握し、“夫婦生活”に取り組むことが大切……。
妊活をはじめたカップルが、まず、取り組むのが「自己流タイミング法」だと思います。
毎日……いや、2日に一度“夫婦生活”をしているのならタイミングを図る必要なんてないのでしょうが、2日に一度というのはハードワークが強いられている現代日本では、とってもハードルが高い(汗)
日本は世界的に見ても「セックスをあまりしない国」といわれているではありませんか……。
日本最大規模の妊活イベント「こうのとりフォーラム」では、専門医に直接、質問できる配慮があちこちにちりばめられていました。
そこで、世の男性を代表して疑問をぶつけ「回数」と「タイミング」を指南してもらいました。
日本人の平均セックス回数は「2.1回」 妊活にタイミング法が求められるワケだ
社畜歴20年。
姉女房。
子供は諦めていましたが、妻の涙に、妊活を決心。
手探りの妊活を続けています。
ドクターの回答を紹介する前に、触れておきたい話があります。
コンドームを製造している「相模ゴム工業株式会社」が2013年にユニークなWEBアンケート調査を実施しています。
調査対象は20~60代男女14,100人。
このうち、既婚者など「セックスをする相手がいる」人の平均セックス回数は「月に2.1回」という結果に。
参考:相模ゴム工業株式会社
グラフのように、20代が4.11回と最も多く(……とはいえ少ない気がしますが)、30代が2.68回、40代が1.77回、50代が1.38回、60代が0.97回と続いています。
さらに既婚者の55.2%、交際中では29%が「セックスレスだと思う」と回答。
特に40~50代男性の6割がセックスレスだと思っているといいます。
一方、イギリスの大手コンドームメーカー「Durex社」が2014年にアジア、アメリカ、ヨーロッパなど計26ヶ国に対して行なった調査によると、週1回以上“夫婦生活”をする割合が高かったのは「1位ギリシャ87%」「2位ブラジル82%」「3位ロシア80%」という結果に。
日本は、やっぱり最下位で、たった34%……。
これもまた、社会問題ですね。
このような面からも日本人は正しい「タイミング法」を学ばなくてはいけないワケです。
ドクターが答えた理想の回数は「月6回」 妊活中のセックスの落とし穴に注意
さて、一番妊娠しやすい日は、排卵日の「2日前」です。
ですから排卵日の「2日前」に“夫婦生活”に取り組むのが、赤ちゃんを授かるための正しいタイミング法です。
さらに、「2日前」「4日前」「6日前」の合計3日間に“夫婦生活”に取りむことができれば、妊娠率はなんと40%を超えるといわれています。
しかし、ドクターたちは
「妊活をはじめたカップルは、排卵日を意識しすぎて、回数が少なくなりがち。これはタイミング法の落とし穴」
「『2日前』『4日前』『6日前』はもちろんだが、女性が“授かるカラダ”に近付くために、月に6回(6日)の“夫婦生活”が理想的」
と口をそろえました。
理解しておきたい妊活中の正しいセックスの頻度(回数)
6回と聞いて「排卵日の7日前から毎日??」と驚く私を見て、「それも確率を高める方法だが、それなら9回」とドクター。
つまり、ドクターの答えは「毎週“夫婦生活”を行う」というもの。
生理周期は大きく4週に分けることができます。
①「月経期(生理)」
②「卵胞期」
③「黄体期(第1週)」
④「黄体期(第2週)」
排卵の週に3回、その他の週にそれぞれ1回が理想の最低ラインだというのです。
「排卵がない=妊娠する可能性がない週も??」と思った人も多いでしょうが、結論から言えば、そもそもその考えが間違っているのだそうです。
排卵の週以外の3回が抜けていることが、妊娠を遠ざけている原因だといいます。
この3回には女性のホルモンのバランスを整える大切な意味があります。
卵子の質が上がるのをはじめ、“授かりやすいカラダ”に近付くことを叶えるのです。
「コンスタントに月6回」と念を押されました。
ちなみに“夫婦生活”は
- パートナーのことをもっと好きになる
- イライラしにくくなる
- 生活に充実感が生まれる
- モテる
- 何事に対しても意欲的になれる
- 若々しくなる
といった効果もあるそうですよ。