

禁煙外来も活用していますが、効果がありません。
妊娠が遠ざかっていくようで、気が滅入っています。
夫も罪悪感とストレスに襲われていて、夫婦仲がギクシャクしています。

禁煙の重要性は、すっかり妊活カップルに浸透していますが、「どうしてもやめられない」「パートナーがやめてくれない」という悩みを抱えている人は、私の周りにもたくさんいます。
なぜかは分かりませんが、30代に多い悩みです。
妊活は禁酒やダイエットなど我慢の連続です。
この記事では、セルフコントロール(自制)を高めるコツを、心理学をヒントにアドバイスします。
「やめられない」「やめてほしい」タバコの煙(喫煙、受動喫煙)は妊娠の妨げになるので妊活中は要注意
ちなみに不妊原因の半分は男性にあることが分かっています。
下記ページでも解説していますので、合わせて読んでいただきたいです。
男性の場合は喫煙により、精子の濃度や運動率が低下。
特に運動率は10~17%も減るといわれています。
つまり、受精率が低下するのです。
精子のDNA損傷率も増え、低下に拍車を掛けます。
女性の場合は卵子の減少速度が加速します。
卵子は女性が持って生まれてくるもので、50歳前後で1000個以下になり、閉経が起きます。
喫煙経験のある女性は、喫煙経験がない女性に比べて閉経が早いという調査結果も明らかになっています。
これは受動喫煙でも同じ結果で、男性に特に知っておいてもらいたいポイントです。
また、喫煙、受動喫煙は着床率が悪くなるという研究結果も出ています。
タバコが妊娠率を大幅に低下させることが理解できると思います。
死産のリスク、先天異常のリスクも高まるといわれています。
タバコの悪影響をしっかりと理解し、どうしてもやめられないようなら禁煙外来を受診しましょう。
喫煙などが不妊の原因と理解できても、妊活中の禁酒や禁煙、ダイエットは大きなストレス
誘惑に打ち勝つことが、いかに大変なことであるかは、誰もがこれまでの人生で嫌というほど、理解していると思います。
妊活、不妊治療は、妊娠しやすいカラダをつくるために、禁煙はもちろん、肥満の解消に励んだり、アルコールを控えるなど、さまざまな誘惑に打ち勝たなくてはなりません。
しかし、我慢がストレスとなり、新たな不妊原因を招くケースも増えています。
妊活という長いトンネルの中で、心に余裕を作るためには「セルフコントロール」を夫婦で高めることが大切だと考えます。
いま、このことを多くの人に伝えています。
セルフコントロールは誘惑に直面した時、自分の意思で感情や行動を抑制すること。
実はセルフコントロールをとても簡単に、効果的に高める手法があります。
妊活、不妊治療中に心の余裕を作る方法は「感謝の気持ち」
WHO(世界保健機構)によると、うつ病の推定患者数は2019年2月現在、3億人だといいます。
「ストレス社会」と言われて久しいですが、世界中の多くの心理学者が「心の余裕」について研究しています。
結論を言いますが、「心の余裕」をつくる有効な方法の一つが「感謝の気持ち」です。
うつ病の世界的権威でもあるマーティン・セリグマンは400人にさまざまな心理テクニックを実践してもらう実験を行っています。
その結果、もっとも被験者の幸福感が増し、不安を解消したのが「感謝の気持ち」を書き記す手法だったといいます。
このことは、カリフォルニア大学のロバート・エモンズ博士が、感謝を実践することで幸福度が25%も上昇すると証明しています。
エモンズ博士は「感謝の日記」と呼んでおり、週に4回、感謝の気持ちを感じた事柄を日記に書くだけで心への効能はもちろん、さまざまなカラダ効能が得られると報告しています。
エモンズ博士は1000人以上の被験者に「感謝の日記」をつけてもらい、上記の効果が得られたと言っています。
人に直接感謝の気持ちを伝えなくても、日記に記すだけで大きな効果があるといいます。
また、最近の研究では、寝る前に手帳にたった1行の感謝の気持ちを書くだけで十分な効果があること、週にたった1回でも効果があること、エクササイズ効果も上がるというとも分かっています。
不眠症改善効果は私の周りでも実践者の多くが実感しています。感謝の対象は人でなくて良いようです。
ここまでの説明で、「感謝の日記」がココロの余裕を作り、妊活、不妊治療に大きな効果をもたらすことが想像できると思います。
しかし、私がエモンズ博士の報告で最も注目した効能は「被験者の集中力が高まった」という点です。
手帳に書く1行の「感謝」で踏みとどまれる? 喫煙や飲酒に打ち勝ちより良い妊活を
「集中力が高まり、正しい判断ができるようになる」というのはとても興味深いポイントです。
幸福感を増やすと分かった「感謝の日記」は、たくさんの心理学者が更に、あらゆる角度から実験を行っています。
ある大学は、被験者を3グループに分け、それぞれ「感謝」「楽しかったこと」「その日あったこと」を日記に付けてもらいました。
その後、被験者に「報酬は、今日受け取るなら7000円を払う。
2週間後まで我慢してもらえるなら7500円を支払う」と言った意味合いの説明をしたところ、感謝の気持ちを書いたグループだけが、7500円を選んだといいます。
このような場合、多くの人が500円の差を「わずかな差」だと考えがちです。
ならば、目の前にあり、すぐに使うことができる7000円を選ぼうと考えます。
しかし、これが正しい判断でないことは、誰もが分かっているはずです。
このグループは実験後、無駄使いも減ったそうです。
大学は「感謝の日記が、踏みとどまる力と正しい判断、つまりセルフコントロールを高める」と報告しています。
妊活に応用しない手はないと思いませんか?
1週間に1回、ペットに対してでも、天候に関してでも、寝る前に感謝の気持ちを記せば、踏みとどまる力が高まり、禁煙も叶うと思うのです。
まとめ:妊活で喫煙をやめられないなら「感謝の日記」を書いてみよう
妊活によるストレスで、不眠に悩まされている人も、眠る前にペンを持って下さい。
また、妊活、不妊治療は相応のお金が必要です。
感謝の日記は無駄遣いを減らし、貯蓄体質へ変わることも期待できます。
妊活、不妊治療はカップルが力を合わせて取り組むものです。
- 一週間に1度
- 寝る前に
- 手帳に1行
- 感謝の気持ちを
つづってください。
きっと、真っ先にパートナーへの感謝の言葉が浮かんでくるはず。
二人三脚で力を合わせ、妊活に取り組むことを応援しています。